トリートメントを毎日使っているのに、「思ったほど手触りが良くならない」「仕上がりにムラを感じる」そんなことはありませんか?
実はトリートメントの仕上がりは、つけ方とひと手間で大きく変わります。
今回は、美容師として25年以上、1万人以上の髪を見てきた視点から、コーミングを取り入れたトリートメントの効果的な使い方をご紹介します。
トリートメントに「コーミング」が必要な理由
理由① トリートメント成分をムラなく行き渡らせるため
トリートメントを手だけでなじませると、どうしてもつきやすい部分・つきにくい部分が出てしまいます。コーミングを行うことで、トリートメント成分を髪全体に均一に広げることができ、ムラのない仕上がりにつながります。
特に髪の量が多い方や、ダメージにばらつきがある方には、コーミングはとても効果的です。
理由② 髪のもつれをほどき、摩擦ダメージを減らすため
濡れている髪はキューティクルが開いた状態。このときに無理に引っ張ったり、絡んだまま放置すると、それだけでダメージの原因になります。
コーミングは「とかす」というより、やさしく整えるイメージ。もつれをほどくことで、ドライヤー時の摩擦や引っかかりも減らすことができます。
トリートメント×コーミングの正しいやり方
STEP1:シャンプー後、余分な水分を軽く絞る
髪がびしょびしょの状態だと、トリートメント成分が薄まり浸透しにくくなります。手でやさしく水気を切る程度でOKです。
STEP2:トリートメントを手でなじませる
適量のトリートメントを手に取り、中間〜毛先を中心に塗布します。根元や頭皮につける必要はありません。
STEP3:目の粗いコームでやさしくコーミング
ここでコーミングを行います。毛先から中間に向かって、力を入れず、ゆっくり。目の粗いコームを使い、根元から無理にとかす必要はありません。
STEP4:軽くもみ込み、放置時間を守る
コーミング後、手で軽くもみ込むことで成分がなじみやすくなります。放置時間は製品の表示を目安にしてください。
STEP5:ぬるま湯で丁寧にすすぐ
すすぎ残しはベタつきやトラブルの原因になります。ぬるま湯でやさしく洗い流しましょう。
お風呂上がりのタオルドライも、実は重要
トリートメント後の髪はとてもデリケートな状態です。ゴシゴシ拭くのではなく、やわらかいタオルで包み、押さえるように水分を吸収するだけで、摩擦ダメージを大きく減らすことができます。
髪を「熱」と「摩擦」から守ることが美髪への近道
どんなに良いトリートメントを使っても、毎日の摩擦や熱が積み重なると髪は少しずつ傷んでいきます。
コーミングで整え、タオルドライで守り、丁寧に乾かす。この積み重ねが、未来の髪の質感をつくっていきます。
まとめ|トリートメントは「やさしく整える」が正解
コーミングで成分をムラなく行き渡らせ、もつれをほどいて摩擦を減らす。お風呂上がりはやさしくタオルドライを心がける。
特別なことをしなくても、少し意識を変えるだけで、髪はきちんと応えてくれます。
毎日のヘアケアを、無理なく心地よい習慣にしていきましょう。