着物を普段から日常的に着てるいる人はごくわずかになっています。
なので着物を着るとなると何が必要なのか、物と名前が一致せずわからない!なんて方が多いと思います。
実際着付けをさせていただいていても小物の準備が揃っていない方が多いのです。そろそろ七五三や成人式などイベントも多くなります!
そこで今回は必ず必要な小物類をお伝えします!(着物、長襦袢〔ながじゅばん〕、肌襦袢〔はだじゅばん〕、帯、草履、足袋、バッグは省きますね!
①腰紐〔こしひも〕
腰紐は長襦袢や着物を着る時に巻き付けて結ぶ最も必要な紐になります。
着物を着る時は最低でも3本は必ず必要になります。着付ける人や着付け方にもよりますので3〜5本あれば安心です。
②伊達締め〔だてじめ〕
紐の上からさらに着崩れ防止のために結びます。ポリエステル素材、メッシュタイプなどがありますが最近ではマジックテープタイプの物が多いです。
③コーリンベルト
ゴム素材の両端にクリップが付いていて着物の衿合わせの時に使います。これがあると衿元の着崩れ防止になります。
④衿芯〔えりしん〕
長襦袢の半衿の中に入れます。入れると衿が立ちシワもなくなりキレイな衿元になります。
⑤半衿〔はんえり〕
長襦袢の衿に縫いつけます。白無地が多いですが、お花の刺繍や色付きの半衿などもあります。
⑥重ね衿(伊達衿)〔かさねえり(だてえり)〕
着物を重ね着しているかのように見せるための衿です。いろいろな色のものがありつけるととても華やかに見えます。
⑦帯枕〔おびまくら〕
帯を後ろで結んだ後に高さをキープしてくれるものです。
⑧帯板〔おびいた〕
帯を巻きつける前や途中で前側に挟み、前から見た時にすっきりキレイに見せるためのものです。今は便利なベルトつき
⑨帯揚げ〔おびあげ〕
帯枕と紐を隠すために巻き前側の帯の上で結びます。
⑩帯締め〔おびじめ〕
帯の形をとめるためのもので、帯の前側中央で結びます。
これらを全て準備する事によって着崩れる心配もなく綺麗に安心して着物を楽しんでいただけます。
最近では小物を一式セットで販売をしていたりもしますが購入の際に何がセットで売られているか中身の確認をしてください。
最低限のものしか入っていない場合もあり、特に浴衣とセットで売っているモノには注意してください。
浴衣と着物では必要な小物が全く違います。
帯締めや帯揚げなどはたくさんの色や生地や柄がありますのでお店の人や着物をよく知っている方と買いに行くといいですね!
着物を着る機会も少ないですが着物を少しでも好きになって着る機会を増やしていってもらえれば嬉しく思います!
西 潤子